子とお出かけ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

日曜は昼から息子(7歳0ヶ月)と出かけることに。

100均の“燻製イカ”をタッパーに入れて、カバンに。
ピクニックのおやつだろうか……!?

っこう遠出】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

自転車で行くが、けっこう遠くまで行くので、交差点の信号待ちがいちいち退屈だ。
退屈しのぎに、信号待ち女性がフェレットを連れて立っているのを見るが、最近はペットも多様化したものだ。

●息子:「アレ何? ネコ?」
●自分:「あんな細いネコがいるワケあるか。あれがフェレットや」
●信号待ち女性:「ミーアキャットです」


和島】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

紆余曲折を経て、ようやく平和島まで来た。
ここから先は、東京湾岸エリアとなり、一気に雰囲気が変わることに。

め立て島】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

湾岸エリアの人工島は住宅はほぼゼロで、超大型倉庫や物流拠点ばかりなので、通行人はほとんどいなくて、大型トレーラーが頻繁に行き交う。

自転車で乗り入れる自分らは、ここでは浮きまくり。

京モノレール】
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しばらく進むと、東京モノレール「流通センター駅」付近に。
こんな所で降りるのは物流関係者ばかりで、一般人は羽田空港まで行く。

を越えて】
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平和島の端に辿り着き、次の人工島へとかかる長い橋を渡る──。

海エリア】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

次の人工島は名前が曖昧で、地名から“東海エリア”としておく。
ここには大田市場(卸売市場)があり、青果などを扱う巨大市場で、魚の豊洲市場と並んで東京の著名な卸売市場である。

フト、自転車で来てしまったが、ここには駅もなく、商業地ではないので、東京都民でも関係者以外は来ることのない、築地や豊洲とは“全く異なる場所”なのだ。
目の前を、かつて築地で見たような“ターレットトラック”が通り過ぎていった。

境感あふれる貨物線】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

なお、このエリアを走っていると、唐突に現れたのが、「謎の鉄道の線路」だ。
こんな所、電車が通るのかと思って調べたら、東海道貨物線の線路だという。

線路のあちこちに草が生え、その左右は森だか林だかが、鬱蒼と生い茂る……って、ここ人工島だよね!?

こんな人工島で“多摩の奥地感”が引き出せるなんて、凄すぎ。

らに橋を渡る】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

城南大橋を渡る。
人工島を渡りに渡って、橋は何個目だ?

羽田空港が近づいてきたので、ここから離陸の飛行機が目立ち始める。

かなるコンテナの大地】
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城南島エリアに突入──。
もうこの先は海という、最奥の人工島だ。

辺りは物流倉庫より広大なコンテナ置き場が目立つようになり、生活はおろか、街ですらないような世界へ。

タガタ歩道】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

なお、これら人工島はそこそこ緑があるのはいいのだが、歩道がデコボコだったりひび割れていたりで、至極走りづらい。
トレーラーが走る車道は整備しているのだろうが、商業地・市街地と異なり、人がほとんど通行しない歩道は長年放置されているのだろう。

歩道の真ん中でネズミが休憩していた。

の改名】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

通るのは大型トレーラーばかりで、そんな中に唐突にコンビニ「ファミマ」が現れたのだが、あまりの非日常さから、ついに名前までもがファミマでなく「PORT STORE」とかになってしまう。

南島海浜公園】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

目的地・城南島海浜公園へ到着!
実は、自分たちは既に複数回訪れていて、前回は息子とアサリ採りに来た。

国】
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入り口のこの植栽が、実に南国の非日常感があって好きである。

行こう】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

息子が「早く海の方へ行こう」とうるさい。

ここは砂浜が一体化した人気の公園で、普通に来るなら自家用車かJR大森駅などから京急バスで来るもので、普通でない場合は自転車で来るようだ。
なお、公園の隅に自転車を停めたが、他の自転車は見当たらなかった。

ーベキュー】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

ここの公園は、有料かつ予約制でテントが張れたり、バーベキューもできる。
煙と共に、肉の香ばしい香りが。

浜へ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そこを抜けると、砂浜エリアへ。
まるで海水浴場だが、遊泳は禁止だ。

目の前は東京湾なので、タンカーや高速船が行き交う。

行機たくさん】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

砂浜を進むと、右手の対岸は羽田空港で、JALやANA機がたくさん駐機している。

場】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

さらに進んで波打ち際まで来た。
向こうの岩場に人が群がっている。

自分たちも、あそこに行く──。

日の目的】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

ここで自分は、息子に手製の竿(スチール棚のポール)を手渡す。

実は、今日の目的は、この岩場で「カニを釣ること」なのである!
前回のアサリ採りの時、この岩場でカニを釣り上げている人を見て、息子が「やりたい」と言っていたので、いつか来ようねと言っていたのだ。

ついに、約束を果たす時が来た!

戦!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

というわけで、息子が喜び勇んで竿先に例の“燻製イカ”をエサとして取り付け、岩の間の穴に垂らして釣り始めた。

……釣れないようだ。
カニがいないようなのだ。

とりあえず、穴の場所を変えて自分が自ら手本を見せることに。
しばらエサを見ていたら、何かの物体がエサに覆い被さった……カニだ!

よし、1匹目のカニだ、自分がもらった! と竿を慎重に引き上げ、カニはハサミで喰らい付いたまま、これはいける。

そう思った次の瞬間、竿が揺れてカニが岩にブチ当たってしまい、そのままエサから離れて、元いた岩場の間にズリズリと落ちて行ってしまった……何てことだ!

きなり!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

それを見た息子、火がついたのか「ボクがやる!」と。
竿を渡してやると、ものの30秒で引き上げてしまい、その先にはカニが!

何と息子、カニを立て続けに釣り上げてしまい、自分、早々に負ける。

動】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

急に目が輝いてきた息子が、まだカニを釣りたいと。
でも、カニがいなくなったので、砂浜を突っ切って、反対側の岩場を目指すことに。

るさい飛行機】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

砂浜を歩いていると、陸側に帯状の流木や枯れ草が漂着していて、つい数日前はここまで海だったのかと思うと、少し怖くなる。

後ろで息子が耳を押さえて歩いていたので、海が怖くなったのかと訊くと、頭上の離陸ホヤホヤのANA機がうるさ過ぎるとのこと。

前回は迫力ある飛行機の離陸を喜んでいたはずなのに……。

さかの……!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

反対側の岩場に着くと、自分は荷物置き場のセッティング、息子は早々にカニ釣りへ。

……と、程なくして息子が巻貝を持って戻って来た。
何だ貝じゃないか、カニはどうした? と、貝を水槽に入れたところ、突然貝から手足が出て歩き始めたではないか!

「ヤドカリ」だった。

ドカリ争奪戦】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

このヤドカリ、岩の間にやたらいるらしく、他の子どもたちもヤドカリで大騒ぎ、自称“ヤドカリ獲り名人”まで現れる始末で、もはや手に負えない。
そんなムーブメントに押されてか、息子もカニ釣りを忘れて、ヤドカリに奔走し始める。

あっという間に、水槽は息子が網ですくい取ったヤドカリだらけに。
こんなたくさんのヤドカリ、48年生きてきて初めて見た、水槽のカニも迷惑そうだ。

び爆釣】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

自分が「今日の目的な何だっけ?」と問いかけると、息子も我に返ったか、カニ釣りを再開。
……と共に、早々にカニを釣り上げてしまう。

●息子:「(市ヶ谷の)釣り堀の金魚釣りで上手くなった」

<釣り上げた瞬間の動画>


ょうの大物】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

さて、先程から釣っているカニだが、これら全て「イソガニ」である。
釣った中で一番大きな個体は、甲羅3センチくらいだろうか、コロッとしてて可愛い。

果発表!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

夕方となり、潮が満ちてきたのか、岩場の端が沈み始めた。
もう終わろう。

最後に息子と水槽を覗いて“釣果”を確認しようと思ったが、ヤドカリが多すぎて上手く数が数えられない。
困った。

ャッチ&リリース】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

仕方ないので、逃がす時に同時に数を数えることに。

カニから逃がすことにして、息子が「ボクがやる」と言うのでやらせると、早々にカニに挟まれたため、自分が逃がす。
カニは「5匹」。

ヤドカリは挟まれる心配がないので、息子がポンポン投げて数える。
ヤドカリは「11匹」、けっこう獲ったものだ!

竿をしまって荷物をまとめると、砂浜脇の水道で長靴と中の砂を洗い落として、とんでもなく長い距離を走って帰宅した。

晩ご飯を食べながら、カニやヤドカリの数自慢で大いに盛り上がった。
唐突に妻が「11引く5は?」と息子に問うたら、「6」と即答していて、さらに驚いた。

[関連]東京・城南島の潮干狩り

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