ルハラスメント(マルハラ)】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

最近はZ世代との付き合いが増え、メールやSNS等でやり取りすることが多く、とりわけLINEの大半はZ世代という状況に。

そんな中、LINEなどで文章を打つ際に、語尾に「 。」(マル)を付けると、Z世代からは“怒っている”ように受け止められるというニュースが、先日話題となった。

LINEなどSNSで中高年から送信される「承知しました。」など文末に句点がつくことに対し、若者が恐怖心を抱く「マルハラ(マルハラスメント)」が注目されている。若者は文末にある句点が威圧的に感じ、「(相手が)怒っているのではないか」と解釈してしまう傾向にあるという。
産経ニュース 2024年2月6日版より)


そんな事、考えもしなかったので本当に驚きだ。
自分は文末に「www」は打たないが、「 。」は必ず打つ……をモットーに、前向きに生きてきたので、正直、当惑を隠し切れなかった。

閲者としての「 。」】
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さて、そもそも「 。」とは何なのだろうか?
文末を締める“句点”という当たり前の解釈は置いておいて、自分にとっての「 。」を2つの視点で捉え、そこから考えてみたい。

まず、自分の職業人としての視点から見ていこう。
自分は編集業界に長くいて、とりわけ「校正・校閲」を担当してきた。

雑誌やパンフレット、実用書、そしてWeb記事などを扱うなかで、「 。」に関するよくある誤植は、そもそも「 。」がないことである。
なので、「 。」を挿入する赤字指示をカンプ(ゲラ)に赤ペンで直接入れる、あるいはWordの履歴付き校閲機能でそれを付加してやる。

これはライターや出稿元担当者が「 。」を入れ忘れたのではなく、先方自身で原稿を推敲する際、とりわけ「範囲指定→カット×ペースト」して一文を入れ替える際に起きる。
ドラッグ範囲指定時に、最後の「 。」まで指定しきれずそのまま切り貼りすると、当然ながら、移動先に「 。」が切れた状態で一文が貼り付けられるという、実にシンプルかつハンドメイド感溢れるメカニズムだ。

これが結構“頻発する”誤植であり、別に先方がZ世代というわけではなく、大体は中年だ。

いずれにせよ、もう職業病かも知れないが、自分は「 。」がないと条件反射的に“誤植”の2文字がチラつくのである。

年世代の「 。」】
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次に、自分のような中年世代は、タイトルや見出しには「 。」を付けない、「モー娘。」という固有名詞に「 。」が付くのは断じておかしい、但し文末や体言止めは除く! と感じる世代である。

小さな頃から、作文は「 。」まで書きましょうと教わり、成人して仕事を始めても、「お前は書類の最後に“ 。”も付けられんのか! 近頃の若いモンはよォ」と怒られ続ける中では、「 。」を書かないと“ミスをした”と自責の念を覚えるまでに追い詰められ、背後の崖からはポロポロと土がこぼれ落ち続け、もう後がない状態である。

また、物心ついた頃にスマホもない我々世代においては、「LINE」など現在のSNS見た際、その先には「メール」があり、またその先には「手紙」(文通)が見え隠れするのである。
となると、LINEにおいても、文末は「 。」を打つか、最悪でも代替手段として「絵文字」を入れるかという2択を迫られることになるのは、自明の理なのである。

【「 」はアリか? ナシか?】
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さて、以上の観点からいえることは、中年世代はそのように教わって生きてきたのであり、だからそこに悪意もなければ、間違ってもいないということである。

また、会社などで中年の上司が20歳くらいの世代に媚び、当の20歳くらいからは「若いノリで接してきてウザいキモい」と斬って捨てられる話もよく聞く。
非常に情けない話である。

以上のことから、自分にとって、「 。」はアリかナシかといえば……。

論!】
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Z世代 に宛てたLINEのトークでは「 。」をやめることにした。
さっきの話と矛盾してる、やっぱり媚びてんじゃねーのかよ! という声すら聞こえてくる……もちろん幻聴だが。

実は先日、Z世代に会った際に、この「 。」の問題について直接聞いたのである。

すると、LINEなどの連絡で「 。」が付いていると不安を感じるし、そういうのが積み重なると“かなりのストレスとなる”のだと言う。
とりわけバイト先での連絡では、老若男女、広い世代が1つのグループLINEでやり取りしているから、「 。」を避けようにも避け切れないとのこと。

そういう話を聞いていると、相手にストレスを与えてまで、自分は媚びない、自らの信念を貫く……というスタンスは、さすがに違うんじゃないか? となるのである。

さて、LINEのトークから「 。」を排除し、文末はどうするのかだが、先述の“文末は「 。」を打つか、代替手段として「絵文字」を入れるかという2択”が、晴れて「絵文字1択」になるわけだ。

だったらいっそのこと、全部「“すみっこ”の動く絵文字」にしてやれ! と、またまた変なこだわりが出てしまい、すみっこ絵文字のバリエーションのあまりの少なさで苦戦を強いられ、また一方で、こうやって絵文字率が上げてしまうと今度は別の懸念が生じる、だったら読点( 、)でひたすら文章つないで、改行を極力減らすしかないのでは……とあれこれ頭を悩ませているところである。

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