【子どもに見せられない「大人の暴力」】
晩にテレビのニュース番組を見ていると、またしてもガザ地区への爆撃のニュースで、慌ててチャンネルを変える。
先日もガザの病院が爆撃されたニュースを見ていたところ、隣の息子(6歳2ヶ月)が、「どうしてこの子、血が出てるの? ケガしてるの?」と訊いてきて、答えに窮した。
それと同時に、息子と同い年の子ども達がケガしたり、殺されたりするニュースを見せることが、息子の成長にどれだけ悪影響を与えるかと思うと、怖くなったからだ。
ガザ地区では既に4,000人もの子ども達が虐殺された。
イスラエルにとって、自国民がロケット弾で1,000人殺されたから、ハマスだけでなく、ハマス以外のパレスチナ市民を1万人くらい殺さないと割に合わないとでも思っているのだろうか?
でないと、普通に市民が暮らしている市街地にあれだけ空爆はできないだろう。
大人はもはや、子どもの模範ではない。
そんな恐ろしい現実を、息子にまだ知られたくなかったのだ。