に交尾】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

深夜──。
家族が寝静まり、ダイニングの照明を落とすと、飼育ケースのカブトムシ達が土の中から出て来て、バタバタしたり、昆虫ゼリーを食べ始めたりする。

そんな中で、オスのカブトムシ(大)が、羽化不全のメスのカブトムシと「交尾」をしているではないか。
カブトムシは羽化1週間後くらいから頻繁に“ケース内の地上”に上がってきては、昆虫ゼリーを食べるようになり、同時に繁殖活動も活発になるのだ。

交尾後は共に疲れたのか、昆虫ゼリーを一気に食べ尽くしていた。

日後】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

さて自分は、羽化不全のメスのカブトムシを小ケースに入れて、公園まで。
メスのカブトムシは捕獲時、まだ幼虫だったが、その公園に再び連れて来たのだ。

の死骸】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

小ケース片手に公園を進むと、ふと、茂みの中で“オスのカブトムシの死骸”を発見。
身体はキレイでタヌキやカラスに襲われた形跡もなし。

まだ7月なのにキレイに死んでいる理由は、もう全く分からなかった。

まれ故郷】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

クヌギの森の外れに到着。
そもそもこのメスは、幼虫の時に、ここの木々の下で掘り当てたのだ。

だから、まさに“生まれた場所”に戻ってきたというわけだ。

たちはどう生きるか】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

メスを放した。
交尾を終えたメスは、早ければ翌日、遅くても5日以内に「産卵」する。

生まれた場所で産卵するのが環境保全的に正当なのと、また、その後の長くない生涯をどのように生きるか、自由にさせた方がいいと思ったのだ。

装工作】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

放されたメスは、一目散に葉っぱの下へ。
産卵は土の中で行うので、やがて潜っていくだろう。
それまでの間にカラスやタヌキ、他の人間に見つからないよう、自分もさらに葉っぱをかけておいた。

ヌギの森】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

帰ろう──。
あのメスのカブトムシ、ほんの1~2ヶ月前はコロコロした可愛い幼虫だった、それがあっという間にサナギとなり、羽化して成虫となり、出会ったオスと交尾して、これから卵を産み続けて、その一生を終えるのか……あまりに早すぎだろう。

少し寂しい気持ちになりながら公園内を歩いていると、周囲はカブトムシが好む「クヌギ」がたくさん生えていて、下は柔らかい腐葉土と、とかく環境が素晴らしい。

クヌギの幹には安っぽい残念なワナとして、昆虫ゼリーの容器が巻き付けられていて、そのまま風化している。

人気の木!?】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

クヌギの幹には、所々、樹液が吹き出している部分があるのだが、頻繁にカブトムシ以外の虫が群がっている。

コガネムシはよく見るが、アカボシゴマダラという蝶までいるのは意外なことだった。
サクラなど他の木では、樹液が出ていても虫はほとんど寄り付いていないのに、クヌギは虫だらけ。

虫たちにとっては、クヌギが突出して“美味しい木”なのだろうか?

たしても】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

その夜のことで、家族は寝静まっている──。
飼育ケースでオスのカブトムシ(大)がメスのカブトムシとまた「交尾」をしていた……しかも今回は激しい。

ギューッ、ギューッ!とメスの鳴き声なのか羽根の軋み音なのか分からない音がするので見てみたら、そんな過熱状態となっていた。

夜な夜な、何を見せられているのか……。

ースを持って】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

翌日の日没後、再び自分は出かけることに。
小ケースには、今度はメス2匹。

あのオスのカブトムシ(大)は、一晩で2匹のメスと交尾したのだ……まさに、“ボス”。

一方、別ケースのオスのカブトムシ(小)の方にもメスのカブトムシを入れているのだが、メスのカブトムシはオスを嫌がって逃げ回り、ついにはケース内で飛んで逃げようとするため、あきらめて、メスをカブトムシ(大)のいるケースに移すと、早々にカップル成立と相成った。

カブトムシの世界でもモテるオスとそうでないオスがいて、サル山か人間の世界のようで、社会の厳しさを感じた。

の公園……もう何度目?】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

ともあれ、夜の公園へ。

た、お別れ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

クヌギ林の外れのさらに奥まった場所で、メス2匹を逃がすことに。
メスはしばらく自分の手から離れなかったが、やがて落ち葉に降り立って、その中に潜り込んでいった。

メスは幼虫から育てて、6匹を羽化させた。
これで3匹逃がしたので、もう半分しかいないのか。

・自分「土の中にいて産卵に専念してくれ。他の人間に捕まるなよ」

ブトムシ目線】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

クヌギ林を出ようと歩いていると、人間がワラワラいる……今は“敵”にしか見えない。

男の子中心のファミリーが2組もいて、緊張する。
・男の子「カブトムシの死骸発見! やっぱりここにカブトムシが生息してるんだ!」

この勘の鋭い子らに、落ち葉の下を探られたら、今逃がしたばかりのメスが捕まってしまうかも知れない……!

自分は咄嗟にiPhoneのライトを点灯し、クヌギの幹を照らし始めた。
カブトムシは木の幹にいるんだよ……。

実際にはカナブンやゴキブリしかいない幹を丹念に照らして回っては、“これがカブトムシ探しだ”と全力全身でアピールして、地面に注意を向けさせないよう、必死に戦っていた。


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