正できないジレンマ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

仕事帰りに“はなまるうどん”で晩ご飯。
いつもの「カレーうどん」を注文したら、何と「きつねうどん」が出てきてしまった。

店員の注文聞き取りミスだ……!
自分は気を遣って2回も言ったのに。

だが、「これじゃないよ、カレーうどんだよ」なんて言えず、今日は「きつねうどん」にした。
小心者? いや、訂正しなかった理由は、他にある。

この店は吉野家HD(9861)が運営していて、自分はここの株主である。
注文を訂正したら、「カレーうどん」を作り直す事になり、「きつねうどん」は無駄となってしまう。
それは原材料費……つまり売上原価を押し上げる行為であり、営業利益の圧迫となる。

なので、間違われてもそれを食べる以外、方法がないのである。
そういえば、前に並んでいた女性は大したものだった。
店員が外国人だと分かると、口頭でなく間仕切りに貼られたメニュー表を指差して注文していたのだから……こうすれば良かった。

ちなみに「きつねうどん」だが、揚げが絶妙な甘さとシッカリした歯応えで、美味しかった。
つゆも関西のアッサリで、これまたいい。