川・港南口の大公園】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

日曜の東京は久しぶりに晴れたので、朝から息子(2歳6ヶ月)を連れて、品川の港南緑水公園へ。
運河に隣接し、東京モノレールや新幹線も眺めながら遊べるいい公園だ。

々としているけど……】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そして、東京都心とは思えない広大な敷地!
これは埋立地の多い湾岸エリアの特徴だが、息をするのも大変なこの悲惨極まるご時世で、この広々空間は息抜きには最高である……と言いたかったのだが、最近はこの公園にも沢山の人々が群がるようになり、なかなか大変だったりする。

原因は言うまでもなく、「新型コロナウイルス」である。
電車に乗って行く遊園地や外食だと、人が密集して感染リスクが上がるから、こんな見通し・風通しの良い公園で遊ぶのが安全だと皆が思った結果なのだ。

LONGな滑り台】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

港区は金持ちなのか、遊具がとにかく豪華!
この長い長い滑り台には、これまた長い行列ができていて、息子と一緒に大人しく並ぶ事に。

子と滑る!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

いよいよ滑る。
息子を抱き抱え、思いきり滑り出すと、ガラガラガラ!と滑り台が鳴り、なめらかに進んで気持ちいい。

滑る部分は金属板ではなく、無数の“ローラー”のため、いっさい引っかかる事なしに滑れるという快適仕様。

……で、気持ちよく滑り終えた台から立ち上がろうとしたら、ガッ!と背中を足で蹴られた。
後ろから別の子供が早々に滑ってきて、 下に残っていた自分に激突したのだ。
滑り台は“激混み”で、後ろが詰まっているらしい。

そんな極限状況でも息子はキャーとかアーとか言って喜んでいるのだが、決して1人では滑ろうとはせず、“パパ来て……”と言わんばかりの目線をいつも送ってくるのだ。
結局、何回も一緒に滑る事になり、お尻が痛くなってしまった。

場あそび(1)】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

次は、砂場に来た。
ハイソな港区の砂場は“柵付き”の安心設計で、柵の外から年収の高そうな親達が子供を見守っている。
息子は毎度の事ながら、誰かのスコップで砂をすくっては、誰かのバケツやジョウロに満杯まで砂を入れる遊びに一生懸命だ。

滑り台にもブランコにも砂場にも、学校や娯楽施設からあぶれ、行き場を失った子供達が殺到して鈴なりで遊んでいるのだが、新型コロナウイルスがどうとか言わずに心から楽しんでいるのが、唯一の救いか。

場あそび(2)】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

息子が遊ぶのを邪魔しないで、延々と見守ること30分、満足したのか、ようやく息子が自ら柵の外に出てきた。

び、滑り台】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

最後にまた滑り台。
……とは言っても、今回は一番小さなやつ。
この緑水公園には4基の滑り台があり、奇しくも息子が1人で滑れそうなモノである。

台の上までは景気良く上がった息子だが、滑る段になると、ピタッとフリーズしてしまった。
頑張れ、こっちに来い!と自分が滑り台の下から必死に手招き。

った!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

すると、意を決したのか、息子がスルスルと前進して、ピューッと滑り降りたのだ!
良く出来ました!と自ら拍手する息子。
その後、10回以上も滑り降りて、ようやく飽きたのか、自分に“抱っこして自転車に乗せろ”とせがんできたので、抱っこして帰る事にした。

為の体とは】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

この公園には何回も来ているが、前回同様、滑り台遊びの途中で「他の遊びをしよう」とか、滑り台を延々と滑ってキリがないので「もう帰る時間だから今日は終わりね」といった“邪魔だて”は、一切しなかった。

好きな事は時間に区切りを付けず、ありのまま遊ばせるのがいいと思ったからであり、先日の本の校閲の記事で述べた通り、自分の根底には「道家思想」があるので、作為によって自然な流れを止めるのに、若干の抵抗があるのだ。

もちろん、会社でも時間を区切って数多の業務を終わらせてきたので、世の中がそうなっていないのは百も承知だ。
しかし、どこかのタイミング、どこかの部分では、打算や損得なしに“無為”の体でいる事も大事だと考えている。

帰りの自転車では、息子は遊び疲れたのか、スースー寝ていた。
その後、夜寝るまでずっと機嫌が良く、ママの言う事も聞いていた。



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えごん
[一言]笑ってしまった。
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