中野龍三Web : 気をつけて！「胃もたれ」の恐怖体験

【怖い夢】

残業から帰って、晩ご飯を喰らったら、すぐ寝る時間に。

胃もたれが激しく、ウンウンうなされて、悪い夢を見た。

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自分と息子（2歳5ヶ月）は荒廃した都市にいた。
外に居る人間の９割は「ゾンビ」か「凶悪犯」で、残る１割から選んだ仲間と高層ビル30階あたりに“避難所”を設けて、辛うじて安全な空間を保っていた。

息子は部屋の一角で遊んでいて、自分はビルの屋上で休んでいたら、突然、ゾンビ数体が避難所へ入り込んできた！
夢のせいか、階下のその光景は屋上からも透けて見えて、自分は驚愕し、大慌てで階下の息子を助けに走り、間一髪でゾンビをかわして息子を抱きかかえ、ゾンビに噛まれて殺された仲間を飛び越えて、崩壊した避難所を脱出。

殺された仲間は、やがてゾンビとして転化（再誕）する事になり、また下の階もゾンビで溢れている事は一目瞭然だったので、このビルをそのまま下りるのは、危険極まりない。
そこで自分は、息子を抱いたまま、30階の非常階段・踊り場から、隣の20階建ての高層ビル屋上へ飛び降りる。
夢のせいか、パラシュートも無いのにヒューッと滑空し、そのまま死ぬ事もなく、痛くも痒くもないままに、屋上に着地。

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隣のビル内は安全だったので、中の階段で地上まで降りて、確認のため、外へ出た。

地上の大通りは、もはや車が走ることもなく、代わりに車の残骸が所々にあり、人がまばらに歩いている。
だだっ広いアスファルト上にいるのは、悪そうな大人達ばかりで、時折ゾンビが混ざっているので、まとめてかわしながら、探索する。

通りを進んでいて、フト気づくと、息子がいない！
自分は慌てて辺りを探すと、息子は道路のコンクリートの瓦礫で、積み石遊びをしている。
そして、そこへ一直線で向かってくるゾンビが……！

自分はいつの間にか手にしていた短銃でゾンビの頭を撃ち抜いて始末して、泣きそうになりながら息子を再び抱きかかえ、再び20階建てのビルに逃げ込み、２階に出来ていた“避難所”へ逃げ込む。

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この“避難所”は窓ガラスが全て吹き飛んでいて、布や板で覆っているも、覆いきれずに垣間見える青空と、そこに工夫して干してある洗濯物が印象的だった。
……と、突然、空から狂鳥が襲いかかってきて、板の隙間から入り込もうとしたので、竹竿で串刺しにして撃退する。
息子は無事で、部屋の隅で遊んでいる。

自分はしばらく“避難所”は安全と判断し、仲間数人とさらに安全な場所を求めて、遊んでいる息子を置いてビルを出て、大通りを走り抜けて別のビルを探索する。

新たに見つけたビルは、40階建てくらいの頑丈な造りで、５階あたりに“避難所”を設営できそうな雰囲気だった。
自分は安心して、このビルに息子を連れてこようと思った次の瞬間、階下から仲間の悲鳴が聞こえてきた。

仲間が「出っ歯のゾンビ」に襲われ、ガガガガガッ！と顔を削られているところだった！
出っ歯のゾンビは通常のゾンビとは“種族が違い”、噛まれても死ぬ事はなく、またゾンビに転化する事もないのだが、人格のほとんどが崩壊し、凶暴な人間に変わってしまう。
夢のせいか、初見の敵にもかかわらず、なぜかそんな詳しい事まで分かった。

なので、血を吹いている仲間を見捨てて、このビルも放棄、また大通りへ出て、必死で駆け出した。
このビルからどう下りたのかについては、これも夢のせいか、記憶が欠けている。

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こんな新種のゾンビまで出てきたら、もう安住の地などない。
とにかく息子を連れて、どこでも盲滅法に逃げるしかない……！

道路上には、凶悪犯、ゾンビ、出っ歯ゾンビが入り乱れ、先ほどの３倍増に膨れ上がっていた！
自分は大通りを走って戻り、前から向かって来る者は全て、鼻の上を撃ち抜いた。
とっさの事なので、凶悪犯も撃ったかも知れない。

決死の思いで、自分は20階建てビルに戻ると、何と息子はビルの表通りまで出てきているではないか……！！
そしてそこには、息子に近づくゾンビが！
──自分は天を仰いだ、そして心の中で２つの意味で「どうして！」と叫んでいた。

自分は狙いも定めずにゾンビを撃とうとしたところで、目が覚めた。

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午前３時──。
自分は暗闇のなか、汗だくになって起きた。
ドラマの影響なのだろうが、まさか新種のゾンビまで創作するとは思わなかった。

皆さんは、くれぐれも食後の胃もたれには注意しましょう。