しい下北沢】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

東京・下北沢──。
劇場やジャズ喫茶、古着屋など、網目状の路地に無数の店が軒を連ね、こだわりの強い老若男女が集い、人種の坩堝と化した街も、駅前は再開発されてしまい、頼んでもないのに垢抜けた雰囲気に。

南口方面】
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中央口から左側を見ると、旧南口方面で、商店街入り口のマクド以下、昔ながらの風景が広がっている。

北口方面】
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そして、右側を見ると、銀行やらピーコックストアやら、以前の北口の風景とつながっている。

断された風景】
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上から見ると分かりやすい。
駅前再開発で駅前広場と細長い空き地ができて、旧北口と旧南口に大きく分断された形である。

空き地の部分には、数年前までは昭和の市場みたいな空間が広がってカオスな雰囲気を醸し出していた。
それが下北沢の坩堝感を増幅していたものだから、10年前ぐらいに駅前再開発の話が出た時は、著名なイラストレーターなど文化人が「下北沢を壊さないで!」と反対運動を展開したものだ。

しかし、駅前にロータリーを作って災害に備える必要性もあり、再開発は強行されて、今の新しい下北沢の姿となったワケだ。

駅前広場は完成したが、ロータリーはまだ工事中で、あちこちがフェンスで入れない状態が続いている。

たなる「空き地」】
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中央口から新宿方面にロータリーなど開発中の空き地を抜けた先に、新たなる空き地があり、ここは「下北線路街 空き地」というスペースになっている。

ここは人工芝などで整備されて、イベントスペースとなっていて、きょう日曜日は朝から息子(2歳1ヶ月)と遊びに来た。

ンの見本市】
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この日はパン屋が集まって、パンの見本市みたいな期間限定イベントを開催中。
ウッド調の販売台でこだわりのパンを売っていたり……。

わり種パン(1)】
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変な形のパンを売っていたり……。

わり種パン(2)】
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ふざけたパンを売るなど、まあ下北沢らしい自由な空間が出来上がっていた。

動販売車】
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イベントでは人が集まるので、移動販売車も来ていて、一通りパンを物色した後、ここで買い物。

ーセージをガブリ!】
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きょうはココでお昼ご飯──。
芝生スペースの中にイスが余っていたので、それを卓袱台がわりにして、いただく。

息子にパン屋の「バナナパン」を買ってやり、自分は販売車の「ハンバーガー」(息子とシェア)と「ハーブソーセージ」(完全自分用)を買って、ソーセージを食べていると、途中から息子に奪われた。

息子はソーセージの串でいろんな物を刺して食べるのが好きらしく、細かく割ったパンも串刺しにして、完食。
食事中の息子は、あちこち走り回る事もなく、芝生の上で大人しく食べていて、偉いと思った。

管!】
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食後、芝生でやたら目につく……というか主役級のモニュメントがあり、それは「土管」である!

3本の土管が三角形に積み上がる様は、どう見ても国民的アニメからインスパイアを受けたとしか見られないのだが。

がる子ども達】
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それでもこの土管の破壊力は物凄く、遊びに来ている子ども達がチューチューと吸い込まれていくのである。
ウチの息子も含めて……!

オン】
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土管を突き進む息子。
頑張れ!

った!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

見事、出てくる息子。
頑張った!

息子はキャッキャ言いながら、何度も土管に入ったり出たり。
息子は10回以上、土管を出入りしていただろうか。

そして、自分が土管の外で待っていると、出た瞬間にこちらにダッシュしてきて、自分にギューッとくっ付いてくる!

をグルグル】
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芝生には木も植わっていて、自分が片手で木を掴んでグルグル回ると、息子も見よう見まねでグルグルして遊ぶ。
真似だけかと思いきや……。

立ち台】
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芝生の横には、ミニライブでも開けそうな木のお立ち台がある。

息子が床でゴソゴソやっていると思って見てたら、紅葉しは葉っぱを掴んで見せてくる。
……それ、面白いの?

びの創出】
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すると、息子は葉っぱを床のある所に開いた“穴”にポンポン入れ始めたではないか。
葉っぱを拾ってきては、穴へ入れるという「遊び」を考え出して、実行しているのである……いつの間にか!

まさに世に言う「子どもは遊びを作る天才」というやつだ。

北沢族の葛藤】
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空き地の隅の日陰で涼んでいると、下北沢で青春を過ごした男たちも傍で休んでいた。
彼らが語り合っていたのは、変わりゆく下北沢についてだった。

●「確かに下北沢は変わったよ。 こんな空き地が出来て、“こんなん下北じゃない”と奴は批判してたが、下北だって時代で変わっていく。 子供がこんなに土管で楽しんでんだから、いいじゃんかよ。 それに、下北が無くなる訳じゃない、奴は単に批判したいだけなんだよ」(デザイン系自営業っぽい男性・40代前半)
●「そう思いますよ、俺も」(その友達・30代後半)
●「今日、お前に会えて良かったよ」(デザイン系自営業っぽい男性・40代前半)

下北沢を長く見てきた男たちの間にも“葛藤”があるようだ。

管力】
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ただ自分と息子にとって、それどうでもいいくらいに、この下北沢の再開発地で楽しんでいた。

そして、声を大にして言いたいのは、「土管が素晴らしい」という事。
土管に必死になるのは、のび太やマリオだけじゃない!

令和の幼児たちにとっても、最高級の遊び場なのである。

土管

[関連]みんなでつくる自由なあそび場「下北線路街 空き地」(PR TIMES)



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