“片手でゲーム” は至難の業だ。
昨日は骨折した部分がズキズキ痛んで、なかなか寝れなかった。
しかし、起きてからは痛みも取れていて、非常に楽になった。
骨折すると重度の場合は高熱が出るそうで、そうならなかっただけ、まだ救いだったかも知れない。
さて、ずっと家にいるのも気分が塞いでくるので、買い出しと散歩をかねて、近所の永福町商店街まで出てくる。
野菜やカルシウムになりそうな食材を買い込むと、商店街の最果てにある中古ソフト屋まで歩いていく。
骨折した左腕を傷めることになるから、ゲームをすることは医師から止められている。だったらせめてゲームソフトを物色しようという、悲しき魂胆だ。
この店はファミコンから最近のソフトまで扱っていて、秋葉よりも安く、たまに見に来る店だ。
本日見つけたのは 『暴れん坊天狗』(FC) 、裸ソフトで2,800円は結構安いか!?
…と、こういうことをやっていると、ますますゲームがしたくなってきた!
困ったものだ、これは余計な寄り道だったかも知れない。
こうなったらしょうがない、“無事な右手のみ” で無理矢理ゲームをしてやろうか。
◆ ◆ ◆
…ということで、帰宅すると半ば強行的にゲームを開始。
一体右手だけで、満足にゲームが出来るのだろうか?
まず気晴らしにシューティングでも。
だがやってみてすぐ、無理なことがわかった。
右手の指だけで自機移動と攻撃を兼ねるのは、とても出来ない!
まあ中には 「自機を1機ずつ両手でプレイできる人」(ウチの番組の第1回を参照) も、いるにはいるわけだが、やはり例外ととらえるべきだろう。
早々に断念し、次にアクションゲームをやってみたが、結局同じ理由でダメだった。
“キャラをこまめに動かす系” は無理だということが分かったので、“コマンド入力” で進められるものにしよう。
となると真っ先に浮かぶのはRPGであるが、結構 「街移動」 などでは十字キーとボタンを繁雑に併用するし、アクション要素のあるRPGもあることから、ちょっと厳しい。

シミュレーションゲームなら、何とかなるか? プレイ開始
となると、「シミュレーションゲーム」 あたりが、右手だけでも無難にやれるのでは、という結論に落ち着いた。
…では早速やってみよう。


どちらが使いやすいか?
意外といけそうな感じだが、コントローラー慣れするのに少し時間がかかるようだ。
最初はパッドを真上から持って、親指を軸にして、十字キーとボタンを効率よく押す方法を採ったが、すぐに手が痛くなってきたので、右から持って、十字キーには親指を軽くジャンプさせる方法に変更。
すると結構普通にやれるもので、いい感じだ。
ちなみにジョイスティックも試したが、レバーとボタンの間隔が広いのが厳しかった。

慣れると意外と楽勝でした。
で、数時間後。
若干のカーソルのズレなどがあるものの、右手だけで楽しく遊べる!
いや、ゲームをあきらめなくて良かった。
やはり何といっても “不撓不屈” の精神である!
“撓骨” を骨折しておいてこういうのも何だが…。