46歳の誕生日】
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きょう8月6日は自分の誕生日で46歳に。
妻子が実家へ帰っているので、久しぶりに一人で遠出することに。

下北沢まで来たが、最近、再開発が完了し、駅前が洒落すぎて“シモキタ”感が全くなくなった。
……こんな所にビアホールが! と期待したら、「ビアール」という特別なビールを扱う飲み屋街のことだった。
まあ、これはこれで行ってみたい。

田急線】
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しかし、下北沢はそのままスルー。
小田急線に乗り込んで……。

着!】
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多摩センター駅で下車。
駅スロープを延々上がり、多摩中央公園の裏手から石段を下り……。

れ家的な銘店】
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石段を出た先の青木葉通りにあるラーメン屋に到る。

「西海製麺所」である。
先日は“長崎ラーメン 西海”だった気もするが、名前を変えたのだろうか。

目当ての……】
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早速入店し、「角煮ラーメン」を注文!
自分の一押しで、楽しみな一杯だ。

オサ香る】
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アゴ出汁が効いた上品な豚骨スープと共にいただく、この緑色の海苔状の具は、「アオサ」である。
アオサは長崎の特産品の一つだが、ここのアオサは香りが良くて、スープに混ぜて良し、麺に絡めて良しである。

艦島がモデル】
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そして大好きな「角煮」はシッカリした歯ごたえに、甘辛い味わいが最高!
この特大角煮は店によると、長崎港沖の「軍艦島」(端島)をイメージして入れたという。

なお長崎は角煮も有名で、新地の中華街では“角煮まん”が“ちゃんぽん”と一緒に注文できたりする。

メは】
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替え玉に「赤麺」を注文。
最初は普通麺(熟成麺)でラーメンを頼み、スープそのものやアオサの風味を楽しみながら食べ、最後にこの唐辛子入りの麺でシメるのが、ルーティンとなっている。

ワ茶で一服】
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お冷やは「ビワ茶」。
ビワも長崎では“茂木ビワ”が特産品で、この長崎ラーメンの店、つくづく長崎リスペクトが凄いのだ。

品書き】
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お品書きには長崎の地サイダー「バンザイサイダー」もあるし、以前は長崎の風土紹介やら、「渦潮の目」という時事コラムまで載っていて、色んな意味で濃厚だった。

ちなみに“渦潮”は、長崎では西海橋公園(佐世保市)から見られるので、店名の“西海”にピッタリだ。

れが「長崎ラーメン」なのか】
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この長崎愛に溢れかえる店を発見したのは、自分が新百合ヶ丘エリアに住んでいた25年前の話。
多摩センターまでスグだったし、その頃は「ラーメンショップ西海」といい、角煮ラーメンは当時からこの内容だった。

多摩センター駅前からは分かりづらい立地のため、当時は知る人ぞ知る店だったが、5~6年通ったところで真山勇一の「NNNニュースプラス1」(日テレ)に取り上げられ、そこから客がどっと増えた感じだった。

いずれにせよ、“長崎ラーメン”という形式は四半世紀前からこの店では確立されていたので、自分は「豚骨ベース× アゴ出汁×アオサ×角煮」が長崎ラーメンだと信じていた。
長崎在住の彼女(※現・妻)と付き合い始めるまでは……。

崎ラーメン、現実は……】
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その後、自分も頻繁に長崎を訪れるようになり、真っ先に探したのが“長崎ラーメン”だ。

何と、「ない」ではないか!
長崎市街地のラーメン屋のラーメンは、ごく普通の醤油ラーメンだったり、味噌ラーメンだったり……。

長崎ラーメンというワードも見かけないし、そもそもラーメン屋自体が極めて少ない。

その代わりにいっぱいあるのが「ちゃんぽん屋」である。
長崎には“大八”(長崎駅前)や“西湖”(新地中華街)など、今にも行きたくなる銘店がズラリ、極めるなら“ちゃんぽん”であり、長崎ラーメンという境地を目指す必要性すら感じられない街だったのである……!

結局のところ長崎ラーメンは、東京にしかなかった。

[関連]煌めく夜の長崎散歩(2016長崎の旅・前編)
[関連]長崎くんち・フィナーレ&個性ある屋台グルメたち(2016長崎の旅・後編)


長崎のアオサ


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