【カップ麺を買ったら】

テレワークの昼に食べるカップ麺を買いに行ったら、ビッグサイズのなかなか良さそうなのを発見。
【こだわり? 開き直り?】

……と、また見てしまった。
カップのフタに書かれた文字の「誤植」を!
大盛りだから“ビッグ”と書きたかったのだろうが、「ビック」になってしまったという、まあよく見る類の誤植だ。
とりあえず指摘してやろうと、そのメーカーのサイトに行くと、商品紹介から沿革の販売名まで、全部“ビック”になっていて、ビックリ。
これは超初期の時代に誤植して、突っ込まれたものの、頑なに「これでいい」「ビックリの略なんだよ」と言って押し切ったパターンか?
2つ買った。
【誤植3傑】

仕事が校閲・校正なので、もはや職業病なのだが、街なかで頻繁に誤植を見つけて何かに蹴つまずいた気分になる。
折角なので、そんな自分が街でよく見かける誤植「ベスト3」を挙げてみようと思う。
あくまで自分の肌感覚で、統計を取ったわけではないので、必ず1位~3位がコレというわけではないのだが、激しく違っているということはない ……と信じたい。
[1位]ビック(→◎ビッグ)
[2位]バック(→◎バッグ)
[3位]坦々麺(→◎担々麺)
[2位]バック(→◎バッグ)
[3位]坦々麺(→◎担々麺)
1位の「ビック」は本当に頻繁に見る誤植。
“大きい”はあくまで「ビッグ」であり、「ビック」に対応する訳語はない。
あえて言うなら「ビックカメラ」だが、これとて創業者が海外で聞き違えたのが由来の造語である。
2位の「バック」も激しいまでによく見る誤植。
後退するの意味なら正解だが、カバンでよく見るので致命的、言うまでもなく、カバンや入れ物類では「バッグ」である。
一昔前、「エコバッグ」を“エコバック”と誤植した文字広告を新幹線の電光掲示板に流した企業に、軽い気持ちで新幹線車内から問い合わせたところ、後日、企業からの謝礼で広告のエコバッグを貰うという大ごとに発展したことがある。
3位の「坦々麺 」はiPhoneでも間違った変換候補が出てくるので問題だ。
担々麺と、“手へん”が正解で、これは肩に“担いで”麺を売っていた歴史があるので、何があっても「担」でなくてはならない。
そういえば数年前、「坦々麺」というのを看板で出している担々麺専門ラーメン屋があって、いつになったら店主が誤植に気づくか見ていたら、「担々麺」ごとなくなって、貸店舗と化していた。
他にも、かなり前だが、Twitterをやっていると「担々麺bot」に絡まれることがあって、誤って“坦々麺”とツイートすると、その担々麺botが自動的に“担々麺”と親切なのか糞リプなのか分からない訂正をやってきて、ついに規約違反でアカウント凍結と相成った。
【どうせ間違っている】

他にもよく見る誤植を紹介。
大部分は街で見るというより、出版物で見るものばかりだが……。
「人間ドッグ」はその紹介記事やサイト文、あとクリニックの看板でもよく間違っている。
犬に改造されては、たまらない。
「確立」も、%を意味する“確率”が頻繁にこれになっている。
校正能力に著しく欠けたゲーム業界、それもRPGのテキストでは常連となっていて、正直、見られたものでない。
「一同に会する」も、たまに見る。
“いちどうにかいする”でまとめて変換すれば「一堂に会する」で問題は起きないが、“いちどうに”で区切って変換キーを叩くと、このように失敗する。
「にも関わらず」は、今思えば“4位”でよかったくらいに、間違っている。
“にも”が付く場合は、以下は「拘らず」か、あるいはヒラいた「かかわらず」でなくてはならない。
自分が校閲・校正仕事をする時は、これらについては、最初から「間違っている前提」で見ている。
この仕事においては、間違いを探すだけなのは初心者、間違いを予測しながら見るのがベテランという決定的な違いがある。
管理人が校閲「あるがままの世界 ─完全版─」(秀和システム)

【アサ芸biz】

【デイリー新潮】

【テレ朝news】

【TBSニュース】
[一言]いかにスルガ銀行がロクでもないところか、よく分かった。
【現代ビジネス】
[一言]とりあえず、何も考えずにやっていることだけは、よく分かった。▼年収300万円28歳派遣社員が絶句 コロナバブルで投資に目覚めた男の「ヤバすぎる末路」(後編)

【VIPブログ銀河】

【不思議.net】

【えのげ】

【アニゲー速報】

【えごん】



【ゲーハーの窓】
[一言]隔世の感。

あと「ゼビウス」でもそうだったが、“何でもないようなザコ機”が欲しかったりする。