ートフォリオ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

赤ちゃん息子2(0歳8ヶ月)が、前ほど泣かなくなった。
自分の膝の上でも、そこそこ落ち着くように。

新型コロナウイルス・オミクロン株が猛威を振るい、先行き不透明ながら、赤ちゃん息子2に飲食業界の株(3387)を買い与えた。

息子(4歳4ヶ月)と同数・同一銘柄にしないといけないというのもあるが、株主優待が貰える上、今を持ち堪えたら数年後に業績も株価も伸びると判断したからだ。

ンベスターZ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

無料マンガアプリで、ようやく「インベスターZ」を全巻読み終えた。
経済のイロハについての記述が面白かったが、作者は「投資」と「投機」を混同している。

“道塾”投資部は数千億もの資産を持っているなら、年利5%前後でインカムゲイン中心の長期投資に徹すれば良いものを、数日から数ヶ月程度の短期トレードに勤しんでいて、それを投資と説明している。
あれは「投機」だ、道塾投“機”部である。

また、マンガ末尾の著名人(?)の解説も怪しい。
10%で利確・5%で損切りレベルの安い情報商材屋みたいなのが出てきて、登場人物の女子高生のバフェット型・長期投資に文句をつけるなど、論外である。

10%で利確・5%で損切りなど実践しても、成功するのは短期トレードの値動きを読める一部のギャンブラー、つまりポーカーのプロみたいな輩のみで、どれだけ情報商材で“学んだ”としても、大抵は5%で損切りばかり繰り返す羽目になり、よく言われるところの“損切り貧乏”に陥り、Yahoo! ニュースに500万円の貯金が150万円になった夫妻として晒し上げられるのが常である。
正直、投資だか投機だか知らないが、そんなのを止めて汗水垂らして働いてラーメン作れ!と解説した(インベスターZなのに)蒙古タンメン中本の社長の方がスカッとして好感が持てる。

とはいえ、「インベスターZ」は話的には面白かった。
面白いだけに、「投資」と「投機」の違いをもっと明確に表現できていれば……という“アラ”が目立っただけである。