【自分が校閲した本が発売に!】

きょう3月5日、自分が単独で校閲した本が発売に!
「あるがままの世界 −完全版−」(宇佐晋一・木下勇作 著)であり、神経症の治療法である森田療法について書かれた医療関連本である。
【足かけ20年、自分初の単独校閲本】

自分は2000年の旧大蔵省「官報」以来、途中の数年は自営業で寄り道するも、20年近くにわたって編集関連、とりわけ校正・校閲業に携わってきた。
パンフやカタログなど商業物の校正・校閲と共に、学習参考書や名門校の年史など書籍の校閲もしてきたが、それらは複数の校閲者で担当する本ばかりだった。
今回は「自分が単独で校閲」したもので、さらにこの職種では極めて稀な事ながら、奥付にもクレジットが載るに至り、非常に思い入れの強い本となっている。
【校閲方針について】

校閲方針は、以下の通り。
本書は数十年前に出版された3冊の本の“合本”であるため、その特殊状況に即した校閲を行なった。
●編集会議に即し、現代的な読み易い文章になるように校閲した。
●トジ・ヒラキは、読み易さの観点から基本的にヒラくようにしたが、明らかに漢字が相応しい箇所はトジとした。
●表記統一は、原文の読み易さや雰囲気を勘案して、その限りでない箇所もある。
●時制は可能な限り、現代に近づけたが、整合性や本の味わいを考慮し、その限りでない箇所もある。
●記者ハンドブックに準拠して、複数の用語を適切な用語に修正した。
●現在では死語となっている難読単語は、近似の単語に置換した。
●宇佐先生の独特の言い回しは本の味わいでもあるので、誤字脱字でない限り、原文ママとした。
●明らかな誤字脱字は、通常通りに校正した。
【森田療法の背景にある「仏教」と「道家思想」】

なお、ついでと言ったらなんだが、Amazonサイトの説明文も執筆した。
この森田療法の極意はよくよく読み込まないと、誤解を生んで理解から遠のく可能性もあったため、賢明なる読者諸氏には蛇足かと思うも老婆心から解説を加えておきたいと思ったからだ。
では自分はすんなり理解できたのかと言えば、すんなり理解できた。
これには理由がある。
森田療法を伝えた宇佐親子は東洋哲学をベースに持っていて、とりわけ宇佐玄雄先生は早大文学部哲学科東洋哲学専攻(現・早大文学部東洋哲学コース)、つまり自分の“あまりに歳の離れた先輩”である。
宇佐玄雄先生は仏教を学んで大徳寺で僧侶の道を歩み、自分は小林正美ゼミで道教(道家思想)を学んだ後にビデオゲームをひたすらやっていた。
以上を踏まえると、同じ東洋哲学とはいえ、その中で仏教と道教に分かれてしまって“畑違い”なワケであるが、それでも簡単に理解できたのは、道教とりわけ「道家思想」と、仏教とりわけ「禅宗」には、思想における共通点が多かったからなのである。
ここでは細かい説明はAmazonの説明文に書いてあるので割愛するが、本書において森田療法で引き合いに出される禅宗の教えの多くは、道家思想における“無為の為”に読み替えが可能だった。
実際、校閲していて、禅宗の教えなのに何で老子・荘子みたいな事が書いてあるのかと面食らったほどだ。
当然、理解どころか最初から自分が知悉した思想であるため、その禅の教えやそれに紐付いた森田療法の極意も至極勝手に身に入ってきたという経緯である。
それでは、なぜ道家思想と禅宗に“共通したような思想”があるのかという話である。
これはひとえに、歴史の中で道教と仏教が混ざり合ったとしか思えない。
何だ、そのままではないか……と思われても、そうですとしか言いようがない。
例えば、道家思想を大成せしめた荘子には「内篇」「外篇」「雑篇」の著書があるが、本当に荘子が書いたのは「内篇」のみといわれていて、「外篇」「雑篇」は荘子本人が書いたにしては内容に“ゆらぎ”があったり、中には仏教的なモノまである事から、唐代など後世の“仏教まで色々かじった知識人”が書いたのではないかという説まである。
一方、その唐代の仏教もまた、儒教や土着信仰、そして道家思想などの要素が入り混ざったいわゆる「中国仏教」と化していて、あまりの胡散臭さに稀代の名僧・玄奘三蔵が西遊して天竺まで至って学び、原理的な仏典を持ち帰って「成唯識論」(じょうゆいしきろん)を著したほどである。
以上の通り、中国では道家思想も仏教も、互いに入り混じって形成されていると見るべきであり、禅宗もそんな中国仏教の一であるため、道家思想を含んでいた事は全く想像に難くない。
特に日本の禅宗は、栄西が南宋に渡って本場の禅宗を学んで、茶まで持ち帰って「喫茶養生記」まで書いているほどだから、道家思想混ざりの中国仏教の要素がここから入って日本でも広まっていったと、自分は考えている。
したがって、宇佐先生や自分が別々のものを学んだと思っていても、根っこのところで共通していたという話であり、森田療法における「心を知恵でもってどうにかする事は不可能で、あるがままの状態で生きよ」という教えは、道家思想の道に遵(したが)う「無為の為」の教えとして、何の心的抵抗もなく受け入れられたのである。
正直、ただ偶然の成り行きとはいえ、自分にとってこの森田療法本の校閲は、あまりにも“お誂え向き”の仕事であった。
これはもしや、太上老君(老子)の引き合わせなのだろうか。
いや多分、道を歩いていて自然に巡ったのであろう。

[管理人 校閲本]
あるがままの世界 -完全版-
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きょう3月5日、自分が単独で校閲した本が発売に!
「あるがままの世界 −完全版−」(宇佐晋一・木下勇作 著)であり、神経症の治療法である森田療法について書かれた医療関連本である。
【足かけ20年、自分初の単独校閲本】


自分は2000年の旧大蔵省「官報」以来、途中の数年は自営業で寄り道するも、20年近くにわたって編集関連、とりわけ校正・校閲業に携わってきた。
パンフやカタログなど商業物の校正・校閲と共に、学習参考書や名門校の年史など書籍の校閲もしてきたが、それらは複数の校閲者で担当する本ばかりだった。
今回は「自分が単独で校閲」したもので、さらにこの職種では極めて稀な事ながら、奥付にもクレジットが載るに至り、非常に思い入れの強い本となっている。
【校閲方針について】

校閲方針は、以下の通り。
本書は数十年前に出版された3冊の本の“合本”であるため、その特殊状況に即した校閲を行なった。
●編集会議に即し、現代的な読み易い文章になるように校閲した。
●トジ・ヒラキは、読み易さの観点から基本的にヒラくようにしたが、明らかに漢字が相応しい箇所はトジとした。
●表記統一は、原文の読み易さや雰囲気を勘案して、その限りでない箇所もある。
●時制は可能な限り、現代に近づけたが、整合性や本の味わいを考慮し、その限りでない箇所もある。
●記者ハンドブックに準拠して、複数の用語を適切な用語に修正した。
●現在では死語となっている難読単語は、近似の単語に置換した。
●宇佐先生の独特の言い回しは本の味わいでもあるので、誤字脱字でない限り、原文ママとした。
●明らかな誤字脱字は、通常通りに校正した。
【森田療法の背景にある「仏教」と「道家思想」】


なお、ついでと言ったらなんだが、Amazonサイトの説明文も執筆した。
この森田療法の極意はよくよく読み込まないと、誤解を生んで理解から遠のく可能性もあったため、賢明なる読者諸氏には蛇足かと思うも老婆心から解説を加えておきたいと思ったからだ。
では自分はすんなり理解できたのかと言えば、すんなり理解できた。
これには理由がある。
森田療法を伝えた宇佐親子は東洋哲学をベースに持っていて、とりわけ宇佐玄雄先生は早大文学部哲学科東洋哲学専攻(現・早大文学部東洋哲学コース)、つまり自分の“あまりに歳の離れた先輩”である。
宇佐玄雄先生は仏教を学んで大徳寺で僧侶の道を歩み、自分は小林正美ゼミで道教(道家思想)を学んだ後にビデオゲームをひたすらやっていた。
以上を踏まえると、同じ東洋哲学とはいえ、その中で仏教と道教に分かれてしまって“畑違い”なワケであるが、それでも簡単に理解できたのは、道教とりわけ「道家思想」と、仏教とりわけ「禅宗」には、思想における共通点が多かったからなのである。
ここでは細かい説明はAmazonの説明文に書いてあるので割愛するが、本書において森田療法で引き合いに出される禅宗の教えの多くは、道家思想における“無為の為”に読み替えが可能だった。
実際、校閲していて、禅宗の教えなのに何で老子・荘子みたいな事が書いてあるのかと面食らったほどだ。
当然、理解どころか最初から自分が知悉した思想であるため、その禅の教えやそれに紐付いた森田療法の極意も至極勝手に身に入ってきたという経緯である。
それでは、なぜ道家思想と禅宗に“共通したような思想”があるのかという話である。
これはひとえに、歴史の中で道教と仏教が混ざり合ったとしか思えない。
何だ、そのままではないか……と思われても、そうですとしか言いようがない。
例えば、道家思想を大成せしめた荘子には「内篇」「外篇」「雑篇」の著書があるが、本当に荘子が書いたのは「内篇」のみといわれていて、「外篇」「雑篇」は荘子本人が書いたにしては内容に“ゆらぎ”があったり、中には仏教的なモノまである事から、唐代など後世の“仏教まで色々かじった知識人”が書いたのではないかという説まである。
一方、その唐代の仏教もまた、儒教や土着信仰、そして道家思想などの要素が入り混ざったいわゆる「中国仏教」と化していて、あまりの胡散臭さに稀代の名僧・玄奘三蔵が西遊して天竺まで至って学び、原理的な仏典を持ち帰って「成唯識論」(じょうゆいしきろん)を著したほどである。
以上の通り、中国では道家思想も仏教も、互いに入り混じって形成されていると見るべきであり、禅宗もそんな中国仏教の一であるため、道家思想を含んでいた事は全く想像に難くない。
特に日本の禅宗は、栄西が南宋に渡って本場の禅宗を学んで、茶まで持ち帰って「喫茶養生記」まで書いているほどだから、道家思想混ざりの中国仏教の要素がここから入って日本でも広まっていったと、自分は考えている。
したがって、宇佐先生や自分が別々のものを学んだと思っていても、根っこのところで共通していたという話であり、森田療法における「心を知恵でもってどうにかする事は不可能で、あるがままの状態で生きよ」という教えは、道家思想の道に遵(したが)う「無為の為」の教えとして、何の心的抵抗もなく受け入れられたのである。
正直、ただ偶然の成り行きとはいえ、自分にとってこの森田療法本の校閲は、あまりにも“お誂え向き”の仕事であった。
これはもしや、太上老君(老子)の引き合わせなのだろうか。
いや多分、道を歩いていて自然に巡ったのであろう。
[管理人 校閲本]
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【TBSニュース】

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【めぐすり】
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