摩川河川敷へ】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

台風一過の日曜日、自分は多摩川河川敷にやって来た。
多摩川は、前日の台風19号で氾濫して、世田谷区では冠水被害が出たが、ここは大田区の多摩川沿い。

ここの河川敷には、自分の……いや東京都民の“ツクシ農園”があり、毎年良質なツクシを収穫しているので、農地の被害も確認しておきたい。

堤防の下まで自転車を乗り付け、いよいよ階段を上がって、向こうの多摩川を確認する!

と泥の大地】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

階段を上ると、そこは水と泥の大地だった。
あの、のどかだった芝生は泥まみれで荒れ果て、運動場は至る所が水没しているのだ。

efore】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

上記の画像は、自分が3年前の春にツクシを収穫した多摩川河川敷だ。
豊かな大地、元気に育ったツクシ達。

それが……。

After】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

今回の台風19号で、ご覧のありさま!
運動場はどこ……!?

川敷に降りてみる】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

では早速、河川敷へ降りてみよう。
……と簡単に言うも、これがなかなか大変なのだ。

土!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

何せ、足元の土が……柔らかい“粘土”なのである!
見た目、ちょっと湿った土くらいに思っていたのだが、踏んづけた瞬間、グニョッと靴が沈み込み、そこから横にズルッとスライドするのである。
あわや、コケそうに!

球部のネット(1)】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

出だしから挫けそうになりながらも、何とか下に降りてみたら、野球用の自立ネットが泥草にまみれて倒れていた。

球部のネット(2)】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

多摩川河川敷は、複数の高校の野球部がグラウンドとして借りていて、球を受ける練習用ネットがあちこちに配置されているのだが、これらの枠や柱は鉄製で頑丈だ。

しかし、その鉄柱があらぬ方向に曲がっているのを見ると、これが台風の濁流の威力なのかと、空恐ろしくなるのだ。

前に広がる“干潟”】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そして野球部のグラウンドに目をやると……。

そこは“干潟”と化していた!
本当に、何か生き物が出てきそうな感じである。

潟に響く子どもの声】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

……そんな中、子どもの笑い声が風に乗って聞こえてきた。
干潟で親子連れが遊んでいるらしい。

ニ獲り場】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そんなに干潟の“ぬかるみ”が楽しいのか?と訝しんでいたら、その親子連れの父親が驚きの声を上げた。

「ほらここ、カニがいる! あそこにも!」

何と干潟の中に、無数のカニがいるらしい!
自分の周りにも子ども達が集まってきて、みんな必死でカニを探している。

・「◯志、そっちにカニ行った!」(30代・男性)
・「穴入った! 父さんの右んとこにカニいる」(8歳くらい・男性)
・「◯祐も連れて来い、あ、よっしゃ捕まえた……痛でェェッ!!」(30代・男性)

冷めた風を装いながら父親が犠牲を払って獲ったカニをチラ見すると、サワガニでなくモズクガニっぽい。
コロッとした可愛いカニで、子どもも興奮している。

他にも干潟でカニを探す親子連れがいるなど、多摩川河川敷グラウンドは今や、まさかのカニ獲り場(5文字)に生まれ変わっていたのだ!

んなトコに、カニが!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

こうなると、自分も干潟でカニ獲りしたい!
つい半年前も息子を置いて鮫洲運河でやった気もするが、どのみち、ここまできてカニを獲らずに逃げ帰るなど、あってはならない。

……で、すぐにカニ発見!
“干潟の上を普通に歩いている”のだから、探すも何もない。

カニは丸々太ったモズクガニで、先日のカニよりもずっと立派な風格である。
自分はカニに手を伸ばした。

わず、落とす】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

カニだって生きている。
捕まるまいと、左右に逃げ回る。
自分は手を出しつつも“挟まれまい”と慎重に追いかける。

心の中で思った。
さっきの父親は不用意に掴むから、挟まれる。
カニを掴むのにはコツがあって、それはカニのハサミが届かない部位を掴む事だ……と。

要するに、“カニの腹部と甲部の一番下の方を2本の指でつまむ”ようにすれば、カニに挟まれずに済むのだ。
自分は意を決してカニを捕まえた!

「痛いっ! カニに挟まれた」
カニは捕まりながらも、造作もなくハサミを下まで伸ばし、自分の親指を挟んだのである!

鋭い痛みが走り、自分は思わずカニを振り落としてしまった。

何て事だ、こんな凶暴なカニは捕まえられない。
カニ見つけたよと、上からスマホ撮影して終わりなのか?

当ブログ読者において、上から撮ったカニほど味気ないモノはない。
最悪、そのカニ死んでんじゃないの?という疑いすら生みかねない。

やはり、手づかみて生き生きしたカニの姿を撮影したい。
それはもはや、負けられない戦いだった。

いにゲット!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

苦闘の末、ついにカニの手づかみに成功。
ちょっとした勘違いで、要は「カニの背部の甲羅の両端を両指でつまむ」ようにすれば良かっただけ。

単なる自分の勘違いだったのである……。

面から】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

本当に大物のモズクガニで、惚れ惚れする。
しかし、モズクガニにしては、足の毛がボーボーな気も……まあ、個体差か。

こら辺をカニが歩く異常事態】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

しばらく撮影してから、干潟に戻した。
味噌汁にしたら美味いらしいが、汚い多摩川のカニは食べたくない。

その後も、河川敷を歩くたびに共に散歩するカニを発見。

今や野球場はカニ獲り競技場に──。
新たな競技の幕開けである。
オリンピックも昔は「魚釣り」が競技種目だったくらいなので、カニ掴みだってイケると思う。

子どもはとても上手いが、大人はたいてい挟まれる。

摩川の濁流】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

さて、河川敷から多摩川を眺めると、やはりかなりの水量&濁流だった。
普段より流れが速く、落ちたらタダでは済まないような怖さを孕んでいた。

化けツリー】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そんな河岸に佇む大木は、昨日の氾濫で草が大量に絡まってしまい、まるでお化けツリー、一足早いハロウィンになっていた。

し折れた看板】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

改めて、多摩川河川敷の野球場を見てみると、コレは大変だな……と。

野球場の境界を示す鉄の看板は、昨日の濁流で半分にへし折れ、水圧の凄さの生き証人となっている。

と化した野球練習場】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

野球グラウンドは、もはや“池”だ。
ここに逃げ遅れた魚とか、いるんじゃないか?

れた建物】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

物置なのか控えベンチの壁か屋根なのか、トタン板が“くの字”に折れ曲がって、倒れていた。

まるローラー】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

グラウンドの整地ローラー、濁流に流された草がビッシリ絡まっている。

もれるホームベース】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

ホームベース、粘土と化した大地に埋葬されかけていた。

球練習スペース】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

投手が3人、ピッチング練習できる場所だが、今では池に投げるしかない。

ラウンドに散らばる“ヒモ”】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

この野球場、どうやって復旧していくのかと、他人なのに途方に暮れていると、グラウンドだった砂地一面に何やら“大量のヒモ”が転がっている。

練習や試合で使うヒモも、氾濫でこんなにはかなく、短くなってしまうのか……。

モの正体】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

何の練習で使うヒモなんだろうと手に取ってみると、えらくブヨブヨなヒモではないか、こんなんで何ができるというのか……とよく見たら、「干からびたミミズ」ではないか!

普段、水の来ない多摩川河川敷が激しく濡れて、勘違いして出てきてしまったか。

クシ農場は……!?】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そんなこんなで、我々のツクシ農園はどうなっているのかといえば、全くの無事!

坂の上の方の斜面がツクシの繁殖地で、さすがにココまでは、水没しなかったようで、来年もツクシの収穫ができそうだ。



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