田急に乗る】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

数日前、雨でイヤイヤ通勤電車に乗せられたが、この土曜日の小田急線は、ちょっとワクワクするのだ。

摩に呼ばれる】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

着いたのは「多摩センター」駅。
ここで2年に1回開かれる“きのこ展”へ呼ばれたのだ…メールで!

ルテノン多摩 1階イベントホール】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

パルテノン多摩の会場に到着、中は2年前と同様、キノコづくしな空間だった!
30年前に発足した「東京きのこ同好会」が各地から集めてきたキノコが“触れる状態”で展示されているのがウリで、まあ、よくこれだけの種類があるわと毎度感心する。

速、見ていこう】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

左は「フウセンダケ」で、カサは確かに風船のようにパンパン、サイズもデカいので、鮮やかな茶色で鍋に入れるとインスタ映えしそうなキノコだ。

右は「スギヒラタケ」といい、美しい白が味噌汁に合いそうだが、こちらは実は“毒キノコ”。

量級】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

左は「マスタケ」、幾層にも重なるカサが肉厚豪快で、炒めれば美味しそうだが、実際はかなりの酸味があって苦労するとか。

右は「ホウキタケ」といって、ゴツい上にマイタケに似ているので、1週間かけて味噌汁に入れ続けたくなるが、またしても“毒キノコ”。

を抜くと、毒】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

見た目は普通そうでも毒キノコがジャンジャンあって、色味からでは到底判断できない。

左は「クリタケ」だが、普通に食べられるキノコ。
ところが右の「ニガクリタケ」になるともう、毒になってしまうのだ。

愛い?】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。(※左画像は、環境が合えばGIF動画で見られます)

こちらは「ツチグリ」というキノコで、胴体が袋状になっていて、中に空気と胞子を溜めている。
なので、押すとピューッと煙状の胞子を噴き出し、またプーッと胴体が膨らんでいく。

実は、日本中の地面に転がっているのだという。

気に入り・その1】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

いろいろキノコを見てきた中で、今回は2つ、お気に入りのキノコが。

1つは「ワカクサタケ」!
1センチにも満たず、透明の緑がはかなくも美しい、まさに“薄幸の美人”といった感じだ。

気に入り・その2】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

そして毒キノコながら、鮮やかで力強い美を誇る「ベニテングタケ」!
先のワカクサタケとは好対照で、2つのキノコで静と動を両方の美を楽しめたのが良かった。

だコレは…!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

いろいろ見て回って、休憩を入れようかと思っていたら、展示テーブルの隅の方に固定式の虫メガネで見るキノコがあるではないか。

中には黒っぽいキノコと、白っぽいキノコ…!?

打登場!!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

黒と白、キノコに見えたのは、よく見たら“虫”ではないか…カメムシだ!
そのカメムシからヒモのようなのが出ている、これこそがキノコ本体だったのだ!

「カメムシタケ」というそうで、冬眠中のカメムシに寄生して生えるキノコだそうで、地域によっては薬用にされるなど、もはや「セミタケ」(冬虫夏草)の世界である。
セミ以外にもこんなのあったんだなと思って調べたら、セミもまたカメムシ目に属するという不都合な真実が…。

まあそれにしても、この“きのこ展”、2年前はこんなのなかったのに今回は入れてくるとか、実にタイムリーな!
いま、鹿児島ではカメムシ大発生のニュース…狙ってやったなら、尊敬に値する。

のこ展をあとにする】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

“きのこ展”、今回も楽しかった!
実物キノコの展示のみならず、会員による自慢のキノコ写真の展覧会があったり、何より会員スタッフの懇切丁寧な説明が良心的。

会場を後にしようとしたら、受付の人が“しおり”を1つ持って帰っていいというので、悩みながらも鮮やかな黄色を取ると、タモギダケだった。
たまにスーパーで見かけると買って帰り、味噌汁に入れる好みのキノコ。

いろいろ満足して、都心の家に戻るか…と自分が向かったのは、何と“駅とは反対方向”だった!
このまま勉強だけで帰ってはもったいない、実戦も行いたい、つまり実際にキノコを探してみようと思ったのだ。

マムシに注意しながら、多摩中央公園を抜けた先の「多摩丘陵地」(※裏山みたいなところ)にズカズカ入り込んでいく。

の木の下で】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

早速、「黄土色のキノコ」発見!
プリっとしていて、美味しそう。

さらに別の松の木エリアでは「焦茶色のキノコ」も見つかる。

面にて】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。 クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

落ちている木の枝に生えたキノコも発見。
「茶色の枝キノコ」は木に取り付けたリボンのようで、可愛い。

「オレンジ色の枝キノコ」は、何か毒々しいので、毒キノコでは…と勘ぐる。

それにしても、短時間でキノコがポンポン見つかって、何か拍子抜けだ。
東京は長雨が続いたのと、数日前に雨が降ったので、今年は意外とキノコの“当たり年”なのかも知れない…!

Oh! big one!】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

再び松の木エリアに戻った時のこと、草の中にフト“まだら模様”が見えたので、何だろうと思ってかき分けて見てみると…デカい、これは巨大なキノコだ!

カいだけでなく…】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

美しい!
まるでパティシエが腕によりをかけて仕上げた“チョコレート菓子”のようだ。

でも、持っている触感はまさしくキノコで、それでいてずしりと重い風格。
思わず気分が高揚し、本当にいいキノコを採った時の気持ちがコレかと、足取りも軽くなる。

…で、向かった先は】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

何とまた“きのこ展”の会場に逆戻り!

実はここでは、持参したキノコの「鑑定サービス」もやっていて、自らが採ったキノコの名前や有毒・無毒が分かるのである。
これはありがたい、では早速、鑑定してもらおう。

定結果・その1】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

●黄土色のキノコ→「チチアワタケ」、食注意(腹下し)
●焦茶色のキノコ→「ベニタケ」 不味い
●茶色の枝キノコ→「キアシグロタケ」不味い
●オレンジ色の枝キノコ→「ヒイロタケ」不味い

何と、5つ中“4つ”は毒キノコではないが、ちょっといただけないモノばかり。
「チチアワタケ」の食注意は、消化吸収が非常に悪いキノコのため、たくさん食べるとすぐにお腹を壊すとか。
味は良いそうだが、とても食べてみようとは思えなかった。

でもまだ、“最後の望み・巨大キノコ”がある。
これは美味しく食べられるキノコに違いない…というか、そうでないと今晩の味噌汁は中止になってしまう!

果たして結果は…。

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

   ↓ ↓

定結果・その2】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

●巨大キノコ「テングダケ」→猛毒

その毒性はベニテングダケよりはるかに高く、食べると痙攣や呼吸困難に陥り、過去には死亡例もある恐ろしいキノコだったのだ…!
そのくせ、うまみ成分の含有量はズバ抜けていて超美味しいらしいから、何とも嫌なキノコである。

まあ世の中、こんなもの…今晩はカップラーメンだ。

のこ展・2019にも期待】
クリックで拡大(撮影:中野龍三)。

「テングダケ」はどうせ食べられないので、だったらこの“きのこ展”に寄贈しようと思って申し出たら、スタッフは快く受け取ってくれた。
早速、テングダケのコーナーに展示すると、結構自分が採ったキノコは貫禄があり、スタッフも心なしか嬉しそうだった。

息子も連れてきたいので、隔年でも続けていってもらいたい。


[関連]“きのこ展”主催 東京きのこ同好会
[関連]実物に触れる! 東京・多摩センター「きのこ展」(2015年の記事)



テレビのニュース 北朝鮮と接触、対話意思「探っている」 米国務長官が言明 テレビのニュース 希望の党、来月2日に50人超の第1次公認発表 テレビのニュース ツバ吐かれ謝罪求め、韓国籍の男(46)に刺される テレビのニュース パワーショベルに挟まれ作業員死亡 テレビのニュース 「裸のモナリザ」発見? ダ・ヴィンチ直筆の可能性 社会・事件のニュース チベットの僧侶も犬も大処分、中国の文化的ジェノサイド [一言]戦後から、中国共産党によるカルト「共産教」に支配された中国。
その中では仏教だろうがキリスト教だろうが、破壊の対象でしかない。
だから残忍にもなれるし、それを「当然の事で内政干渉するな!」とまで言わしめるのだ。
“法輪功”という宗教団体は中国国内では徹底的に弾圧され、半殺しにされるなどしたために日本に助けを求め、新宿などでその“おぞましい状況”を写真パネル付きで訴えている。
社会・事件のニュース 「殺人ピエロ」の犯人か 事件から27年後に女逮捕 アメリカ [一言]ピエロは日本でも世界でも“怖い存在”になってしまっているが、ピエロの原点を見れば当然の事かと。
ピエロは中世ヨーロッパの城などで雇われ、王様のそばに控えては、下らない事を口走っては場を温める存在だった。
ただ、当時の笑いのセンスの問題なのか、ピエロは本当に“頭のおかしい者”が採用される事が多かった。
そんな狂気が脈々と現代に“歪んだイメージ”として伝えられ、今でも“どこか怖い”というふうになっているのではないか…と勝手に推測している。
政治や経済のニュース ビットコイン投資始めた結果 [一言]あまりに遅すぎたな、ビットコイン以外にも仮想通貨が乱立する今では、もはや飽和状態かも知れない。
友達は仮想通貨の仕組みを知りたいという学究的な動機から、ビットコインを1万円ほど買ったら、今や5万円になったとか。
友達は高尚だからね、一儲けしようという魂胆で、周りが騒ぎ始めてから買っても遅いということ。
まあ、これは株でもそうだが、雑誌などで「この会社が買い!」と煽っている記事を読んだ後に、その株を調べてみるとゴールデンクロスを果たしていたり、新高値をつけていたり…と、どれも買ったら下がるしかない“あとの祭り”状態のモノばかりだった。
ただ、昨年の春頃だったか、日本が原油安やマイナス金利などで株安不況に陥っていた頃、散々雑誌が煽ったにもかかわらず、クラレ(3405)とオリックス(8591)は全く反応せずに低迷していた。
財務を調べても、全く悪くない内容だったので両社とも買ったら、半年後に1.5倍まで上がって、今はそれ以上になっている。
単に“出遅れていた”だけだったのだ。
政治や経済のニュース 苦境の大塚家具 創業者の父が娘、久美子社長にアドバイス「今なら間に合う」
AERA dot.
生活全般のニュース 「10万人の宮崎勤」はあったのか? [概要]コミケ会場を取材したあるテレビ番組のレポーターが、来場者を前に「ここに10万人の宮崎勤がいます!」…と報道していたとか。
生活全般のニュース ギネスの認定委員を仰天させた「世界一背が高いネコ」の画像 同じ家で「世界一シッポが長いネコ」も飼われている 生活全般のニュース 「週刊文春」公式が“けものフレンズ騒動”を取材中とツイート! 生活全般のニュース 「フォロワー数がすべて」に陥った30代の末路 [一言]あまりの薄っぺらさに吐き気すら…。
生活全般のニュース 「日本から母国に戻ると鬱になる」 日本と自国の清潔さの落差にフランス人が悲嘆 生活全般のニュース 「1日にスマホを確認する平均回数は?」 世の中がいかにスマホ依存症かわかるアンケート結果
らばQ
生活全般のニュース 当時発禁処分にされた10冊の名著とその理由 生活全般のニュース 比喩の達人ちょっと来い これってどういう意味を表してるんだ? スポーツ・芸能のニュース 泰葉、東京都知事選への出馬を表明「明るい東京にします」 スポーツ・芸能のニュース ホリエモン「放火犯に前歯のインプラントを折られ…」 大王製紙・井川意高と語った獄窓対談 ゲームのニュース 暗いゲーム多過ぎだろ ゲームのニュース 東京ゲームショウの「ステーキカレー1500円」 写真詐欺すぎると苦情殺到 動画のニュース 実写版マリオにみる「マリオの本気」