京・お台場ジョイポリス】
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先日、お台場ジョイポリスでVR体験をしてきた。
今年はVR元年であるし、例の「2016 PlayStation(R) プレスカンファレンス公式番組」でもVRが話題に上るはず…と踏んだ自分は、見識を増やそうと出演決定直後に行ってきたのだ。

お台場ジョイポリスでは、施設で複数名で遊べる「ZERO VR」が開催されていて、ゲーム開発者の友達ら数名と予約を取って体験した。

ンビ達を撃ちまくるVRゲーム】
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“予約でなければ遊べない”この人気アトラクションでは、オキュラスより若干重いVRヘッドセットと、2~3キロくらいある重いリュックサック型装置、そしてゾンビ撃ち用ライフルを持つことに。
結構な重量であり、まあリアリティ面からは、いいのかもしれないが。

この重々しい装備で、真ん中に柱がある以外に何もない“50坪くらいの空間”(戦場)に6人で立つと、VR上にはやや太くなった柱と四角に囲む2階部分が見えた。
1階からはこの2階部分を見上げられ、2階部分からは下を見下ろせるが、もちろんバーチャルだ。
2階部分には、これまたバーチャルのエレベーターがあって、決まった時間にその枠内に立つと上がれる仕組みで、自分が2階に行けばよかった…と後になって後悔。

いよいよプレイが始まると、異常な数のゾンビが四方八方から湧き出てきて、リロードを繰り返して頭中心に狙っていくのは、ゲーセンのガンシューティング「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」と同様だ。
自らの足で“ササッとゾンビの真後ろに回り込んで”倒すなどは、「施設用VR」ならではの爽快感だった。

VR技術の“2方向進化”の可能性】
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ゾンビがとにかく多すぎて苦戦したが、結構な充実感だった。
また体験したことによって、「家庭用VR」と「施設用VR」との大きな違いも感じることができた。

感じた違いは、上図にまとめてあるが、単純に言えば「プレイヤーが動き回れるか否か」という点なのだが、ただどちらが上でどちらが下かといった“優劣”では語れない部分があると思った。

「家庭用VR」は家の中でプレイするので、自らの足で華麗に動き回るという設計は不可能だ。
しかしその分、“コントローラで代用”することによって、自らの足で動き回る以上のアクション表現が可能となるだろう。

もしこれを「施設用VR」でやろうとしても、“現実”による肉体的限界があるし、あまり激しく動き回らせるような誘導は、他のプレイヤーとの衝突事故を生みかねない。
実際、ジョイポリス「ZERO VR」でもプレイヤー同士が近づきすぎると“ゲームが一旦停止する”という安全システムが働いたが、没入感があり過ぎることによる安全性の問題は、すでに喫緊の課題であり続けている。

だからといって、施設の広い区画で1人で遊ばせるワケにもいかない。
例えバーチャルでも、広い区画を使用するのもまた“現実”なので、広い区画を単独プレイヤーが独占使用することは不可能だろうし、できても赤字になる。

したがって、「家庭用VR」では“制限が緩やかな仮想世界”を、「施設用VR」では“現実的仮想世界”で設計されると予想する。
もっとも、“2方向進化”の中身については、今後の技術革新によってさらに変わるかもしれないが、しばらくは大体この流れで進むのではないかと、自分は予測している。

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