2012年7月8日の日記です。

炒飯の弁当を持って公園に行き、残りをスズメに。
都内の公園のスズメ。 金曜日。
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 おとといの昼休みは、いつも通り公園でスズメに餌付けをしていた。
 都内ではスズメが激減しているということもあるが、普通に観察していて楽しいもの。

 スズメには弁当のご飯粒をパラパラ撒いてやり、10羽近いスズメが1粒ずつくわえていく感じなのだが、しかしこの日だけは、どうもご飯がベタベタしていて、いつものようにいかない。

 ご飯がカタマリ状になってしまい、うまく10羽に行き渡らない。
 今日はダメかな…と思っていた。

 しかしその時、スズメは予想外の行動をとったのである。


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これがスズメの「エサの分け合い」の
瞬間画像だ!

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 何と1匹のスズメがカタマリ状のご飯(炒飯)を、別のスズメに口移しで分け与えているではないか!

 巣の外で、しかも親鳥同士なので、ヒナに餌を与えるのとはワケが違う。

 これはまさに、「エサの分け合い」なのだ。

 鳥では貴重…というより、こんな事はないと思っていただけに、驚きだった。

 昔のアニメ映画『くいしんぼうのすずめ』ではエサを分け合う光景が描かれるが、これは“教訓話”として動物に人間的役割を与えられているだけの話。

 だから、現実のウサギとカメが決してレースをしないのと同様に、本当の動物の姿とは違うと思っていた。

 そんな“分け合い”が、スズメの間で本当に行われていたとは!
 人間の世界でもなかなか上手くいかないというのに…。

 最初はスズメの何気ない写真を撮ってサイトの扉絵画像にするつもりだったが、こんな瞬間が撮れるは思わなかった。

 自分は文字通り、“欣喜 躍”してシャッターを切り続けていたのだった。