【息子と多摩川へ】

少し前のことだが、息子(5歳8ヶ月)を自転車に乗せ、多摩川河川敷まで──。
息子がテントウムシが欲しいと言うから、じゃあ一緒に採ろうとなった。
【苦い思い出】

河川敷の広大な草地に出てみるも、なぜかテントウムシが見当たらない。
息子は足元を探すも、見つかるのは青い草の実ばかり。
息子「この枝豆みたいなのは何?」
自分「浜大根の実だよ。君が生まれる遥か前、事業に失敗して貧乏だった頃に、これを茹でて食べてたんだよ。その味は甘くもなく、味が薄すぎて、こんなのを食わされる自分はきっと特別に惨めな存在なのだと感じたよ……だから食うな」
【ともあれ……】

さっぱり見つからないテントウムシ。
【ナガメ】

その時、赤い小虫を発見!
捕まえると、ちょっと変わったテントウムシだ。
すると息子が、それテントウムシじゃない! と言うではないか。
そして「カメムシだよ」と。
驚いた自分がiPhoneで調べると、何と息子の言う通りだったのだ!
これは「ナガメ」といって、テントウムシに似たカメムシの一種で、作物を荒らす害虫なのだとか……。
急に気持ち悪くなって、慌ててナガメを放り捨てる。
【鍛練】

テントウムシが見つからないので、息子は飽きて走り回っている。
坂道や階段を何度も上り下りして、部活のトレーニングかよ……と。
【日干し】

今度は河川敷の川方面を探そうと降りてみたら、ミミズが舗装路上で自転車に轢かれ、ペシャンコになった上で干からびていた。
息子「自転車なんて、大ッ嫌い」
自分「いや、その自転車でここまで来たんだよ、ウチらも。あと株主優待も基本、自転車だからね!」
【ここから本気出す】

さて、これまでは単なるウォーミングアップ。
ここから本気でテントウムシ入手に動き出す──。
テントウムシは多くが“肉食”で、好物はアブラムシだ。
つまり、アブラムシに食害されている草を探せば、自ずと捕食者たるテントウムシも見つかるというもの。
テントウムシが欲しければ、アブラムシを探せ……という名言はないが、結局そういうことなので。
アブラムシにやられている大きな草を発見!
【ついに……!】

テントウムシ(黒)を捕まえた!
多摩川河川敷では、またこの草かというくらい、アブラムシに好かれる草があって、やはりここにテントウムシが。
【採れまくり】

その後もアブラムシ草からテントウムシを捕獲、7匹もゲットできた。
息子「早くカゴに入れて!」
【きもすぎ……】


息子はテントウムシを「飼いたい」と言うので、連れて帰ることにしたが、エサはどうする?
東急多摩川線沿いを走っていたら、やたらアブラムシにやられている草を発見。
き……気持ち悪い。
何とか耐えながら、線路脇のコンクリートの角で茎を削って切り取り、持ち帰る。
【帰宅! 玄関先で】

家に着くと、飼育ケースに土を敷いて、テントウムシを移し、さらにアブラムシ付きの草も入れる。
入れる際、アブラムシの何匹かが手で潰れ、テンションも落ちまくる。
【息子達、大喜び】


飼育ケースが完成すると、息子も息子2(2歳1ヶ月)も興奮して見にくる!
【捕食シーン】


テントウムシは、テントウムシ(黒)が4匹、ナナホシテントウ(赤)が1匹、ナミテントウ(赤)が2匹。
最初は環境慣れしていないのか、ソワソワしていたが、やがて草に付くアブラムシを食べ始めた!
【アスレチック仕様】

その後、数日おきにアブラムシ草を入れ替え。
アブラムシ付きなんて、都合良く見つかるのかと思っていたが、そこらへんの車道脇の雑草は高確率でアブラムシだらけで、調達は極めて簡単だった。
ちょっと長めにカットして、飼育ケースに斜めに立てかけて、テントウムシが空中も楽しめるようにした。
【メリクリ】

草の先に群がるテントウムシの色が鮮やかで、クリスマス飾りのよう。
【まさかの「飽きた」】

それから1週間後──。
息子たちはさぞかしテントウムシを可愛がっているんだろうと思いきや……「飽きた」とか!
先日の記事のとおり、自分たちは東京都心の公園で「カブトムシの幼虫」を捕まえた。
おかげで、息子の興味はカブトムシに移行し、テントウムシは見向きもされなくなってしまったのである……。
【2週間後の今日】

そして、台風2号(線状降水帯)の豪雨でやられた翌日の、きょう土曜日。
夕方には完全に残り雨も上がったので、1人で多摩川河川敷にテントウムシを逃しにきた。
気持ちよく羽ばたくテントウムシ──。
2週間ほど、ありがとう。
【台風豪雨後の河川敷】

さて、河川敷グラウンドに池ができているようなので、見に行くと、結構大きな池になっていて、これではしばらく野球の練習は無理だろう。
ただ、多摩川が増水してグラウンドまで水が入ってくることはなかったようで、池には生き物は全くいなかった。
2019年の多摩川大氾濫では、武蔵小杉のタワマンが浸水し、河川敷の木は倒れ、自分がカニに挟まれるなど極限状況にあったが、今回はそんな事態は免れたようである。
【暴れ川】

多摩川を覗いてみると、こちらは昨晩からの豪雨で流れが速い!
ところどころ、小さな渦もあって、ちょっと怖かった。
上岡龍太郎 話芸一代


【TBSニュース】

【テレ朝news】

【えごん】

【ツイッター速報】

ハエトリグサやウツボカズラなど、食虫植物を育てたかったのに、まだやれていない。
可憐な花だね。

【えのげ】
[一言]何でオノを持ってるの?

【BIPブログ】


【オタクニュース】



【Y速報】

【ねと見!】
[一言]いつも仕事や株主優待で走り回るビル群光景とは全く違う、この開けた景色!気持ちよさそうで羨ましい。

まずは丁寧に真似て、そこからオリジナルを出していくのは、志賀直哉をトレースして文才を陶冶した北方謙三の頃から、変わらない。